よくあるご質問


よくあるご質問

1初診時に持参するものがあれば教えてください。
保険証と市区町村から発行される医療証、現在服用されているお薬の内容のわかるもの(おくすり手帳・処方箋など)をご持参下さい。 他の医療機関からの紹介状をお持ちの方は来院の際にご持参ください。
2初診料はどのくらいかかりますか?
当院の顎関節症に関する初診料は¥25,000〜となっております。 患者様の症状によって金額は異なりますので、ご了承ください。
3予約の変更は可能ですか?
お電話で予約の変更を承っております。 前日までに変更のご連絡をお願い致します。
4クレジットカードは使えますか?
険診療、自費治療ともにご利用いただけます。但し、お支払いは一括払いのみのお取り扱いになります。 クレジットカード
5顎関節症は治らない病気と聞きましたが治りますか?
ご安心ください、治せます。症状により時間がかかるケースから一回の診察で終わるケースまで様々です。 「治る=すべてが元の通りになる」ではなく「治る=健康な生活を取り戻す」であることを忘れてはいけません。専門医のチームで健康な日常生活を取り戻せるでしょう。
6主治医がすぐに歯を削りたがる、噛み合わせの調整をしたがるが大丈夫なのだろうか?
初診のときから噛み合わせ療法と称して歯をバリバリと削るような歯科治療の考え方は30年以上前に終わりました。患者さまの症状に合わせた処置を行いますので、ご安心ください。
7インプラント相談はできますか?
はい、インプラント治療の経験が豊富なドクターがお口の状況やお話を伺ったうえで、患者さまに適したインプラント治療についてご説明させていただきますので、お気軽にご相談ください。
8中沢歯科医院でインプラント治療を受けることはできますか?
はい、当院ではインプラント治療も行っております。 当院のドクターは、最新の治療や歯科材料に目を向け審美歯科・インプラント治療においてもドイツ最大手のインプラント会社のInternational インプラントインストラクターに任命されるなど、各種セミナーで講師を務めておりますので安心して治療をを受けていただくことができます。

よくある問題・症状

1顎関節から異音がする
顎関節内は骨、軟骨、弾性繊維、靭帯や筋肉で構成されています。その中で弾性繊維や靭帯に不調和があると口の開閉時に様々な異音がします。音の種類によって病態が異なりますので音がするから顎関節症という訳ではありません。それまでしていた関節の異音が急に無くなった時に口が閉じれなくなったり、口が開かなくなったりという症状が見られます。しっかりとした正しい診断があれば問題は回避できることが多いです。
2関節が痛い
顎関節内の痛みには多くの場合顎関節を構成する靭帯と筋肉に問題があります。 怪我や悪癖などで過度な負担を受けたり、長期にわたって負担が続くと痛みとなって表れます。 痛みを放っておくのは適切な方法ではありません、関節の吸収(関節が小さく変形してしまう)を起こしてしまう事もあります。適切な診断で原因の除去をすることで大きな問題を回避する事ができます。
3セラミックの歯に変えてから、顎や全身の調子がおかしくなった。
新素材であるセラミックスの歯冠修復物の進歩は素晴らしいです。非常に優れた強さ、精密さと審美性をもちあわせ、きちんと設計されていれば素晴しい結果をもたらしてくれます。しかし、残念ながら当院ではセラミックスの歯を入れてもらってから調子が悪いという訴えの患者様が多く来院されます。これら不調の原因は素材の問題ではもちろんありません。多くの場合セラミックスで修復する際、多数歯を削って修復する事が多いのです。多数歯にわたって修復する事で審美的な回復を容易にし患者様の満足も得られやすいのですが患者様がもつ潜在的な顎関節の不調や噛み合わせのリスクを見つける事ができず、審美的な修復処置が仇となることが多いようです。特に前歯の修復においてトラブルをよく見かけます。
4インプラントをしてから、顎や全身の調子がおかしくなった。
世間ではインプラントは何かとトラブルを起こすトラブルメーカー的な扱いになりつつあります。原因は様々あるのですがここでは手術の技術は問わずインプラントの上に入れた最終の歯が問題起こしている事が多いようです。特に噛み合わせの不具合と全身の不調を訴える患者様が多くいらっしゃいます。一般的には簡単にインプラントが原因であると断定することはせず、まずはしっかりとした多面的な診断と診察を行います。それは、インプラント治療は症状を表に出したきっかけにすぎず、もともと患者様が潜在的に持っていた様々な問題がインプラント治療をしたことにより表れただけかもしれないのです。そのような事を踏まえてインプラント治療の可否を診査・診断したうえでインプラント治療に取りかかるのが一般的でしょう。 しかし、インプラントが必要不可欠な顎関節症のケースもあります。Degenerative Joint Disease (以下DJD)という顎関節が吸収し短くなる事で顔が歪んだり噛み合わせがおかしくなったり、病状によっては関節が痛くなったりする顎関節症があります。奥歯が何らかの原因によって無くなっている場合、インプラントによってDJD後の顎関節症の症状を改善する事ができるのです。インプラントは使い方よっては好ましい結果が得られるということです。

残念ながら実際にインプラント治療が直接的な原因で不調を訴え来院する患者様も多くいらっしゃいます。 このような場合も正しく多面的な審査・診断をするべきだと考えます。
5どこで噛んだら良いのかわからない、うまく噛めていない。
この症状を訴えられて来院される患者さまはとても多いです。主治医先生にいくら伝えても『問題ない』と断ぜられることも多く、相談する相手がおらず長期間に渡り悩んでいる事が多いです。他人にはとても伝わりにくい症状なため歯科医師が専門的な目線で診察しないと見つけにくい問題です。歯の噛み合わせと、顎関節の健康な位置との調和がとれていれば出にくい症状ですが他にも原因はございます。噛み合わせ治療にだけ専念するのでは無く、噛み合わせだけに目を奪われない専門医の治療が改善につながります。
6うまく噛めないのに主治医には問題ないと言われる。
主治医先生に顎関節症専門の病院を紹介してもらう事をお勧めします。専門医と呼ばれる専門性が高い先生ほど患者さまの症状改善のためにきちっとした紹介先をもっているものです。専門医のいる病院にいけばそこで問題が改善しなくてもより深い知識を持つ専門病院へと紹介され、症状改善の可能性が開けます。
7入れ歯にしてから顎の調子、全身の調子がおかしい。
多くの場合は患者さまが癖として持っている食いしばり(特に夜間)が原因となります。入れ歯では食いしばる力に負けてしまい義歯が沈み込む事で顎関節への負担が大きくなるのです。 食いしばり癖がひどい人は奥歯を失う事でより顎関節へ負担が強く顎関節症症状を訴えることがあります。
8歯科矯正後から顎の調子、全身の調子がおかしい。
矯正は歯並びを綺麗にする事で審美改善、噛み合わせの改善など沢山の恩恵がある重要な治療法です。しかし残念なことにわずかながら矯正治療後に顎関節症になってしまうことがあります。 矯正で顎関節に負担をかける治療法が選択されさらに患者さま自身に潜在的な顎関節の不調やリスクがあったりすると複合的に問題となり症状として表れます。 下あごが出ている患者さまを矯正で綺麗な噛み合わせに治した後に顎関節症状を呈することが統計的に多い事がわかっています。関節の吸収(Degenerative Joint Desease)が発症するケースもあるので専門医の診断が必要です。
9最近噛み合わせが変化してきた。
噛み合わせは顎関節内部の変化に応じて変わっていく事があります。 痛みを伴わなくとも顎関節の吸収(Degenerative Joint Desease)が進行していることがありますので診査・診断が必要でしょう。 DJDが進行すると顔の歪みが起こります。
10最近顔が歪んできた。
噛み合わせは顎関節内部の変化に応じて変わっていく事があります。 痛みを伴わなくとも顎関節の吸収(Degenerative Joint Desease)が進行していることがありますので診査・診断が必要でしょう。 DJDが進行すると顔の歪みが起こります。
11主治医が色々な訴えを聞いてくれない 長く話すと嫌な顔をする。
顎関節治療において患者さまの経験してきた病状の把握はとても重要なことです。多角的な診断を行うには病状の把握と診査が欠かせません。確かに一人の先生が時間をかけて患者さまのお話に傾聴、把握しカルテ記載をおこない治療を進める事は困難です。他の患者さまが待っていたら尚の事でしょう。顎関節治療は病状が改善するまで時間がかかる事が多くチーム体制が整った病院での治療であれば患者さまの細かい問題まで把握し治療に役立たせる事ができます。一対一で問題を抱え込むのはつらい事です。
12噛み合わせが体調不良の原因と言われ、歯の無いところにインプラントを勧められたが本当に大丈夫だろうか。
学術的・科学的に噛み合わせと体調不良の相関性はありません。噛み合わせを治したからといって体調不良(体中のあちこちにある問題)は治るということは実証されていないのです。もちろん顎関節症と噛み合わせも直接的な相関性は無く噛み合わせが悪いからといって顎関節症にはなりませんし、その逆で顎関節症を噛み合わせ治療では治せないのです。

この事はアメリカ・日本顎関節学会のみならず世界中の顎関節症治療では当たり前のこととなっています。しかしながら日本では噛み合わせ治療が全身の問題を解決するかのようなマスメディアの記事や歯科医院広告があちこちで散見されます。これは日本の歯科医療の質を考えなおすべき問題なのです。もちろんインプラントをしても体調不良が解決することはありません。インプラントは歯を失った部位の補綴にすぎないのです。
13噛み合わせが原因と断言され治療が進んでもいっこうに改善しない。
学術的・科学的に噛み合わせと体調不良の相関性はありません。噛み合わせを治したからといって体調不良(体中のあちこちにある問題)は治るということは実証されていないのです。もちろん顎関節症と噛み合わせも直接的な相関性は無く噛み合わせが悪いからといって顎関節症にはなりませんし、その逆で顎関節症を噛み合わせ治療では治せないのです。

この事はアメリカ・日本顎関節学会のみならず世界中の顎関節症治療では当たり前のこととなっています。しかしながら日本では噛み合わせ治療が全身の問題を解決するかのようなマスメディアの記事や歯科医院広告があちこちで散見されます。これは日本の歯科医療の質を考えなおすべき問題なのです。 顎関節症は多因子性(原因が沢山ある)の病気です。一つの問題を解決してもなかなか回復に向かわない事があります。噛み合わせにこだわらず正確な診断を下すために色々と診査が必要です。

特に複雑な症状を訴える患者さまなどにはすぐに正しい診断が下せない事もあるのです。幅広い知識と診断力がとても大切になります。通り一遍等に噛み合わせ治療にこだわるのは遠回りにしかなりません。
14歯科治療後、肩凝りや頭痛が長引きなかなか回復しない。
歯科学ではなく頭痛学の中に顎関節症が分類されているほど頭痛と顎関節症は密接に関わっているのです。また、歯の食いしばりから起こる咀嚼筋群(噛む筋肉群)の緊張も肩こりと関連している事が多いです。これらが続くようであれば顎関節症からの治療アプローチで解決が見いだせるかもしれません。
15顎関節の治療をしたいのに心療内科を勧められて治療が進まない。
心療内科的アプローチは顎関節治療の中でも一般的な治療法です。しかし、顎関節の本質的な問題(顎関節の機能異常等)を主治医先生が見いだせていなかったらそれは治療ゴールの遠回りになっている可能性もあります。顎関節の機能異常は毎回の詳しい触診と患者さまの訴えから導きだせるものです。仮に心療内科的アプローチが必要であったとしてもとしてもそれだけでは改善しないケースも多くあります。的確な診察力と技術力により正しい診断が下せます。
16マウスピース(スプリント、ナイトガード)について
マウスピースは大きく分けて2種類あります。一つは顎や歯を外傷から守る働きをするタイプ。もう一つは顎関節症の治療に用いるものです。

保護を目的とするナイトガードやスプリントは、コンタクトスポーツに特化したものがありますが、通常の生活で用いるものではありません。材質としては軟性プラスチックを用いることが多いです。

夜間の食いしばりや歯ぎしりから歯や顎関節を守る働きをするナイトガード、スプリントがあります。材質的には硬性レジンという材料が最適です。ただし、スプリントを装着して口を閉じたときに顎の関節や歯に負担がかからないように繊細に調節されていなければなりません。 最近は健康保険の範囲で装着できるように簡便な熱可塑性のプラスチックを用いたマウスピースが横行していますが、繊細な調整という点では問題があります。

夜間の食いしばりや歯ぎしりから歯や顎関節を守る働きをするナイトガード、スプリントがあります。材質的には硬性レジンという材料が最適です。ただし、スプリントを装着して口を閉じたときに顎の関節や歯に負担がかからないように繊細に調節されていなければなりません。 最近は健康保険の範囲で装着できるように簡便な熱可塑性のプラスチックを用いたマウスピースが横行していますが、繊細な調整という点では問題があります。

顎関節症の治療には夜間の噛みしめから顎関節部を守る働きを期待するという点から考えると、硬性プラスチックを用いるべきです。軟性の素材で作られたマウスピースは夜間のかみしめを増したり日々の装着力で歯が移動してしまうという報告があります。

顎関節症の治療に用いるスプリントは口を閉じる際の顎の位置などを繊細に調整できている必要があります。調整が悪いとかえって害になることが多いのです。